2017.10.22

AMPの今後

国内検索エンジンシェア

AMPはもともとGoogleが提唱している技術仕様ということもあり、2017年1月の段階でAMP対応を標榜している検索エンジンはGoogleとBingの2社になり、Yahoo!の検索結果でAMPは確認ができていません。

下のグラフは、StatCounterによる日本国内のモバイルでの検索シェアを調査したものです。これを見る限り、既にモバイル検索におけるGoogleのシェアは2016年12月の段階で69.23%に達しており、Yahoo! Japanの29.75%を大きく引き離しています。

 

○モバイルでの検索エンジンシェア (国内)

参照:www.statcounter.com

Bingのシェアは0.14%ですので誤差になりますが、Googleのシェアだけを考慮しても検索エンジンの対応という意味でAMP対応は無視できないことがよくわかります。

 

AMPとモバイルファーストインデックスとの関係

次に気になるのは、Googleが2016年10月にアナウンスしたモバイルファーストインデックスとAMPとの関係です。モバイルファーストインデックスの詳細は、本紙からは割愛させていただきますが、モバイル検索結果に影響を与えるという意味で、SEO界隈では注目を集めているキーワードです。

モバイルファーストインデックスについて簡単に説明しますと、現在Google検索のランキングにデスクトップ版のコンテンツを主に使用していますが、将来的にはデスクトップ版からモバイル版のコンテンツを使用するようになるということです。

Googleは、AMPと検索結果の上位表示への影響の有無を明言していませんので、AMPとモバイルファーストインデックスの関係は、現段階においては別ものと考えてよいと思われます。

そのため、モバイルファーストインデックスにも高速表示によるUXの向上で結果的にユーザーへの訴求効果が高くなり、自社サイトにトラフィックを誘導できるのであれば、検索エンジン対応としては無視できない、になるかと思います。

 

PWA (Progressive Web Apps) との関係

AMPはSEO対策としての効果は現在不明ですが、GoogleがAMPに並んで提唱しているPWA (Progressive Web Apps) との関係も見逃せません。

「可能性を広げるAMPの先進的な事例」のページでも紹介したように、AMPのサンプルサイトではECサイトならびに不動産サイトでの応用といった事例を紹介しました。しかし、実際のところAMP自体はJavaScriptの利用を制限するなどで、できるだけシンプルなHTMLにしている分、動的で複雑な動きをさせたい場合には実現性に欠けます。

そこで期待されるのがPWAとの融合です。PWAは、簡単に説明するとオフラインでのコンテンツの利用、Push Notification他、Webでアプリのような動きをさせることが可能な技術仕様です。アプリのようなUXと動的なコンテンツの場合には、AMPよりもPWAの方が圧倒的に向いています。

PWAのコアモジュールはService Worker (サービスワーカー)と呼ばれるエンジンで、AMPでは既にこれが実装されています。しかし、Chrome・FirefoxはService Workerをサポートしているのですが、iOSで主流のSafariがサポートしていません。

iPhoneの市場シェアが6割を超える日本では非主流派ですが、全世界のChromeのシェアを考えると、日本でもその動向は無視できません。

 

AMPとPWAが融合されると、次のような世界が実現されます。

  1. 検索結果からAMPでコンテンツの高速表示
  2. AMPからService Worker対応の有無を判断しPWAに誘導
  3. PWAでアプリのようなリッチな体験をユーザーに提供

また実際の融合方法も何パターンか想定されます。

  1. PWAとしてのAMPに対応する
  2. PWAへの誘導サイトしてのAMP
  3. PWAのデータの一部としてAMPを利用

このようにAMPからPWAへの流れは様々な形で進んでいくことが想定されます。2017年以降のWebの潮流としてAMPとPWAは無視できない存在であることは間違いないでしょう。

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