導入実績

スマートコンバート 対応事例

株式会社KDDIエボルバ

株式会社KDDIエボルバ

事業概要:コールセンターアウトソーシング、人材派遣サービス、人材紹介サービス、カスタマーサービス周辺業務、電話通訳サービス、電話会議サービス、文書翻訳サービス、慶弔電報サービス、保険代理店業務、ツーリストサービス

ディレクション / デザイン / スマートコンバート / マークアップ

「気持ちを贈るサービス」の価値を高めるユーザビリティの高いスマホサイトを2ヶ月で構築

株式会社KDDIエボルバ

「でんぽっぽ」は、KDDIの国内・海外電報サービス。電報は緊急連絡手段に用いられていた時代を経て、現在では冠婚葬祭での祝電や弔電へと利用シーンが変化している。そんな「でんぽっぽ」のスマートフォン専用サイトはスマートコンバートを利用している。なぜスマートコンバートを選んだのか、株式会社KDDIエボルバ 事業開発本部電報サービス推進部長の小野耕全氏、同部サービス開発グループスーパーバイザーの小野良平氏に話を伺った。

国内電報への新規参入。サービスで差別化を目指す。

株式会社KDDIエボルバ 小野耕全氏 事業開発本部電報サービス推進部長
小野耕全氏

実は電報は、電気通信事業法で特定の事業者しか扱うことができない。だが2003年の信書便法の施行以後、電気通信事業者・信書便事業者の民間企業数社が、インターネットを利用した受付方法で電報類似サービスとして参入した。「『国際でんぽっぽ』の実績があった弊社が、国内に参入したのは2008年でした」と電報サービス推進部長の小野耕全氏。「国内電報では後発だったので、付加価値で商品価値を高めていくことを試みました。様々な台紙や、プリザーブドフラワーやぬいぐるみを添えられるものなど、高品質、他社にないオリジナルで多種多様な商品を揃えています」

販路はECサイトのみ。電話などで受け付けるとコストが掛かり、販売価格が上がってしまうからだ。「当初はパソコンのみでしたが、2011年4月からは同じKDDIグループのau携帯電話(EZweb)からも受け付けできるようになりました。もちろん携帯電話だけでなく、スマホ対応も課題でした。auでiPhoneを取り扱うなどスマホ普及の時流があったことはもちろん、パソコンのサイトをそのままスマホで表示するのでは、画面が小さいために、いちいちスワイプして拡大しないと見られないなど、ユーザビリティ上の難点が多かったからです」と電報サービス推進部長小野耕全氏は話す。

「スマホ最適化された他のECサイトを自分自身が利用してみて、その使いやすさは実感していました。逆に、でんぽっぽのPCサイトをスマホ端末で利用すると、メッセージ入力機能などがうまく動かないことが多かったため、お客様から『なぜ使えないんだ』とお声をいただいたことが、早急に対応するきっかけになりました」

フルスクラッチから、既存システムの変換へ、約2ヶ月でスマホサイトをオープン。

株式会社KDDIエボルバ 小野良平氏 事業開発本部サービス開発グループ
スーパーバイザー 小野良平氏

スマホサイトをどうやって作るか。サービス開発グループスーパーバイザーの小野良平氏は「まずはWeb制作企業にゼロから作ってもらうことを検討し、数社ほどコンペをして開発をスタートしようとしました。しかし社内で検討を進めていく中で、方向転換してスタートラインに戻ることにしたんです。なぜなら現時点でスマホの技術は発展途上で、今後スマホのユーザーインターフェイスやスマホサイトのスタンダードがどのように変化していくかわからない、三年後にはまったく違う形態になっている可能性もある。それならゼロからコストをかけてサイト作るのではなく、既存サイトの資産を活用した方が効率的という理由でした。変換サービスの選定基準は、開発コストと納期、そしてユーザビリティの課題として、商品を素早くわかりやすく表示し、申し込み開始から完了までを簡潔に行えるサイトが作れること。アイスリーデザインの〈スマートコンバート〉は開発費用も納得できるもので、開発企業の再選定などで発注が遅くなった分、工期が短くなってしまったのですが、発注から約2ヶ月という短期間で納品いただけたため、当初の想定どおりの時期にカットオーバーすることができました。またアイスリーデザインはレスポンスが早く、不具合にもすぐに対応してもらえました」と振り返る。

ユーザーフレンドリーなサイトでお客様の伝えたい気持ちをサポートする、より新しい価値を提供できる電報サービスへ。

株式会社KDDIエボルバ

2012年1月には、スマートフォン専用サイトがローンチした。JavaScriptの動的な動きを実装し、電報特有の文字入力箇所・画像添付機能・電報プレビュー機能・決済機能がスマホでも使えるようになった。「電報のニーズは、祝電弔電以外は掘り起こさないとなかなか出てきません。商品自体の魅力に加え、申し込みなどユーザーが使いやすいツールを作っていくことが命題となります」と小野耕全氏。

「メッセージの打ち込みはキーボードのタッチタイピングの方が打ちやすいので、電報の申込みはパソコンが優位です。シチュエーションに応じて、移動中にどのぬいぐるみや花を贈るかを検討したり、うっかり失念していた電報を送りたい時、急なご不幸の時などに重宝するのがスマホサイトです」

スマホサイトのアクセス数は格段に増えているという。「これからさらにユーザビリティを高めるために、決済方法をクレジットカード以外にも対応し、通信料と一緒に払えるようにしたいと考えています。それはスマホを手がけるキャリアのグループ企業として、ぜひとも実現したいこと。サイトも随時見直ししていきます。モバイル機器は通信環境次第で表示が遅くなったり、画面が出なくなることも。その読み込み速度の使いやすさとデザインのリッチさのバランスを取り、通信が早い場合と遅い場合で情報を出し分けることができるシステムが作れたら、もっとユーザーフレンドリーなサイトになれるのではないでしょうか」など、中長期的な戦略を練っている。

「『でんぽっぽ』はお客様が伝えたい「おめでとう!」などの大切な気持ちを、目に見えるかたちにして贈るサービス。事業全体としてこの本質にひもづいた展開、例えばSNSの活用や、お客様がスマホで作ったオリジナル画像をメッセージに添えられるなど、お客様の伝えたい気持ちをサポートするサービスを今後も行いたいです」と、今後の展望を語ってくれた。